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【7月最新版】福祉施設で楽しむ!季節を感じるご当地グルメ行事食特集

【7月最新版】福祉施設で楽しむ!季節を感じるご当地グルメ行事食特集

はじめに|7月は「ご当地グルメ行事食」で暑さを乗り越える工夫を

ご当地グルメで“旅気分”と活力を届ける

7月は気温も湿度も上がり、食欲が落ちやすい時期。そんなときこそ、各地のご当地グルメを取り入れた行事食で、見た目の楽しさと食欲アップを両立させましょう。利用者の記憶や出身地に関連するメニューは会話のきっかけにもなり、食事時間がより豊かになります。

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食事は記憶とつながる、心のレクリエーション

「旅をしなくても、“食”で人は遠くに行ける。」

福祉の現場で働いていると、季節の行事食や郷土料理に自然と詳しくなっていきます。桃の節句にはちらし寿司、土用の丑の日にはうなぎ風かば焼き、高齢者の記憶に残る“昭和の味”も交えながら、季節の移ろいを感じてもらう工夫が欠かせません。

しかし、毎年繰り返されるメニューにはどうしてもマンネリ化がつきまといます。そんなとき、SNSで全国の施設が紹介している「ご当地グルメの行事食」に目を引かれました。

“青森のせんべい汁”や“博多のがめ煮”といった、その土地を感じる料理が季節行事と組み合わさり、まるで「旅に出たような気分」を味わえる、そんな企画が目立っていたのです。

このような取り組みが広がってきた背景には、冷凍技術の進化とインターネット注文の普及があります。以前は入手が難しかった地域食材や加工品が、今では気軽に取り寄せられる時代になりました。個人でも注文できる時代ですから、施設単位であれば、かなり自由度の高い献立が実現可能です。

そんな中、私が「この人すごい」と感じた栄養士さんがいます。

地元食材に詳しく、食への情熱もひときわ強いその方は、「この季節なら北陸のかぶら寿司もいいですね」と、地域と季節感を絶妙に合わせたメニューを即座に提案してくれました。聞けば、日ごろから全国の郷土料理や旬の食材に関心を持ち、積極的に調べているとのこと

その姿勢に、「福祉職も、もっと食に目を向けるべきかもしれない」と感じました。

相談支援専門員として事業所見学に同行する際も、壁紙や装飾が明るく整った空間のほうが、利用者の表情が自然とほころぶことがあります。

それと同じように、食事も単なる栄養補給ではなく、“その空間を楽しむ体験”として、もっと意識していきたいと感じるようになりました。

日々の支援は、小さな積み重ねです。でもその中に「季節」や「土地」といった彩りを加えるだけで、利用者の心に残る体験へと変わるのです。

食で人は旅ができる。

それは、支援の手法としてもきっと大きな力になります。

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旅をしなくても、“食”で人は遠くに行ける。

福祉施設にぴったり!7月におすすめのご当地グルメ5選

【北海道】ジンギスカン風炒め|スタミナ満点で夏を乗り切る

夏の暑さに負けないよう、北海道名物のジンギスカン風の味付けを活かした野菜炒めがおすすめ。ラム肉ではなく豚肉や鶏肉で代用すれば、高齢者にも食べやすくアレンジ可能です。甘辛いタレの香りが食欲をそそります。

【香川県】冷やしぶっかけうどん|つるっと涼感メニュー

暑い季節にぴったりな香川県の冷やしうどん。だしや薬味を工夫し、嚥下調整食にも対応しやすい一品。刻みネギやとろろ、梅干しなどを添えて栄養バランスを高めましょう。夏バテ防止にも◎。

【長野県】おやき風野菜蒸しパン|やさしい味と地域の温かみ

野沢菜やなす、かぼちゃなど、長野県で親しまれている「おやき」をアレンジ。高齢者でも食べやすい蒸しパンタイプにすれば、行事食としても提供しやすくなります。地域色のある素朴な味が人気です。

【三重県】てこね寿司風混ぜご飯|目にも涼しい夏のご馳走

新鮮な魚を使った三重県のてこね寿司をアレンジ。酢飯を使用せず混ぜご飯風にすれば、高齢者にも食べやすくなります。ちらし寿司のように彩りを加えれば、行事感もアップ。

【鹿児島県】鶏飯(けいはん)|さっぱり美味しい出汁ごはん

温かい鶏だしをかけて食べる奄美大島の郷土料理。鶏そぼろ、錦糸卵、椎茸などをのせて、さらっと食べられる工夫が施された鶏飯は、夏の食欲低下にも対応。見た目も華やかで、満足感の高いメニューです。

福祉施設にぴったり!7月におすすめのご当地グルメ5選
【北海道】ジンギスカン風炒め
【香川県】冷やしぶっかけうどん
【長野県】おやき風野菜蒸しパン
【三重県】てこね寿司風混ぜご飯
【鹿児島県】鶏飯(けいはん)

食レクに最適!“旅する食事”を演出する3つのポイント

地域解説で会話を広げる|クイズや豆知識の活用

提供するご当地グルメの由来や地域特性をクイズ形式で紹介すると、食事前の会話が自然と広がります。懐かしい地名や昔の思い出を話すきっかけにもなり、利用者同士の交流も活発になります。

演出効果で“旅気分”を演出|BGMや装飾を工夫

食事スペースにその地域にちなんだ装飾や音楽を取り入れることで、旅先での食事のような雰囲気が楽しめます。風景写真、特産品のレプリカ、小物なども活用して、非日常感を演出しましょう。

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お品書き掲示で「行事食」の意味づけを強化

地域名や食材の説明を加えたお品書きを掲示すると、行事食の目的や魅力がより伝わりやすくなります。イラストや手書きメニューを添えると、温かみのある雰囲気になります。

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まとめ|“ご当地グルメ行事食”で、夏の食卓を豊かに

季節と地域をつなげて、心と体に元気を

7月は夏本番に向けて、体調を崩しやすい時期。そんなときだからこそ、全国各地の味を通じて、利用者に「元気」と「旅気分」を届けることができます。ご当地グルメは会話のきっかけや郷愁を呼び起こし、レクリエーションの一環としても活用可能です。ぜひ、日々の食事に行事食の要素を取り入れてみてください。

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この記事を書いた人

福祉の世界に飛び込んだのは、まったくの未経験から。それでも気づけば15年以上──就労継続支援B型・A型、就労移行支援を渡り歩き、職業指導員・生活支援員・管理者・サービス管理責任者を経て、いまは社会福祉法人で相談支援専門員として働いています。途中で社会福祉士資格も取得しました。

多様な立場で現場を見てきたぶん、「働きづらさ」や「支援の悩み」のリアルに共感できます。だからこそ、このブログでは “支援の質を高めながら、仕事をラクにおもしろくするヒント” をお届け中。ICTツールやちょっとした工夫で、明日の現場が少しでも軽くなる──そんなアイデアを発信しています。

趣味は若手お笑い芸人の追っかけ。無名の芸人さんが化けていく瞬間にワクワクするんです。福祉の現場にも、同じように輝く“原石”がたくさんいるはず。そんな人たちが自分らしく光る職場づくりを、一緒に考えていけたらうれしいです。

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